投資をするうえで自身の投資方法の選択を間違えると資産形成を築くどころか大きく損失を受けてしまいます。今回はインデックス投資と個別株投資が向き不向きについて個人的見解から説明しますので投資運用の中で参考にしてもらえたら幸いです。
インデックス投資に向いている人
インデックス投資とは日本だけでなく全世界の株価指数に連動し投資専門家が複数の銘柄に分散投資していく投資方法です。有名なバンガード・グループの創始者であるジョン・C・ボーグル氏を始め多くの投資実績のある著者が優位性について説き最適な投資手段として紹介しています。
インデックス投資とは
- 長期運用することで力を発揮する投資手法
- 小額から積立をすることが可能
- プロが運用する銘柄に投資するので知識をそこまで必要としない
- 殆どの株式投資家(プロ)のパフォーマンスを上回る成果を生み出す
- 分散が効きリスクが軽減されており、銘柄の入れ替えも自動で行われる
日本では今急上昇を続けている日経平均株価に連動した日経225をはじめ、全世界に連動した全世界株式(米国割合が過半数を占める)や米国に集中したS&P500など魅力的なファンドが多くあります。
インデックス投資に向いている人
- 投資を始めたばかりの方(まだ投資知識が浅い方)
- 短期的なリターンではなく長期的なリターンを求められる方
- 資産形成はしたいが株に執着をしたくない方
- リスクをなるべく抑えた投資運用をしたい方
個別株投資に向いている人
個別株投資は名前の通り個別の株に自身で銘柄を選び投資する手法になります。インデックス投資に比べ分散が出来ていないの自分でリスク軽減(ポートフォリオ作成)をする必要があります。またキャピタルゲインを目的とした短期・中期的な個別株への投資だけでなく高配当株投資のような配当金や株主優待を目的とした投資方法も含まれます。
個別株投資とは
- 個別の株へダイレクトに投資する方法
- 売買のタイミングを自身で判断し利益や配当金を目的とする投資手法
- 以前は100株単位でまとまった資金を必要としたが、今はSBI証券や楽天証券で1株から購入できる(株主優待については基本100株以上の保有が必要)
ポートフォリオを作る際にはセクターや銘柄を分散していくことが暴落時のリスク軽減に繋がります。分散させる場合は偏りがあると業界の影響を大きく受け多大な損失を出してします可能性があるのでセクターと銘柄の比率バランスを保つことをお勧めします。
個別株投資に向いている人
- 短期的な利益を狙いたい方
- 自分だけのポートフォリオを作りたい方
- 株の動向を把握し株自体に興味を持てる方
- 企業の財務状況を自身で判断できる方
- 自分で株を選ぶ楽しさを味わいたい方